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鵜原の大名行列は、毎年七月の第四土曜日に行われる八坂神社の例祭で行われます。八坂神社は、尾張国の津島神社から勧請されたといいます。津島神社では、例祭に尾張藩侯の代参が参列したので、鵜原もこれにならったと伝えます。祭礼の前日は、宵宮といい、近隣の年配の女性が社殿で題目唱和を行います。祭礼当日は、ひととおりの神事の後、午前十一時から大名行列が始まります。行列は、浜降りのために海へ向かう神輿に伴って進みます。神社から、鵜原地区内、海岸と進み、海岸の鳥居の所で浜降りをした後、再び神社へと帰ります。行列は、若衆頭・挟箱・大鳥毛・陣笠・黒沙熊・白沙熊・槍組・弓組・鉾組・薙刀組・鉄砲組と続く華やかなものです。進行する際は、掛け声で調子をとっていきます。行列に使われる道具は、江戸時代初めに大多喜藩主から拝領されたものといいます。伝統のある数少ない大名行列の一つといえます。
鵜原の大名行列
平成廿八年 八坂神社 祭礼次第
※駐車は「鵜原坂バス停」横に駐車可能なスペースがある。片方は契約者駐車場なので注意。