富田の秋祭り'14

駒形神社秋季例祭の折に、地区の郷土芸能である、三匹獅子舞と獅子神楽が随身門･神輿前で披露される。大祭ではない祭礼の当日は、十三時頃に神輿が鎮座している、随身門に皆が集合し始める。神楽連が神事の十四時までに、御囃子を時折奏でている。神事は十四時に始まり、関係者が神輿に榊を奉げる。神事は約十五分程度で終わり、奉納芸の準備に取り掛かる。十四時二十五分頃に、羯鼓舞側･神楽側の提燈持ち二人が対面し挨拶を交わし、最初に羯鼓舞の奉納が始まる。羯鼓舞は、「弓持ち･猿･三匹」が境内を二周してから、奉納が始まる。奉納芸は三匹が定位置に付き、天に指を指す仕草が見受けられる。弓には弦が付いておらず、弓潜り等は無い。羯鼓舞の奉納が終わると、互いの提燈持ち二人が対面し、羯鼓舞側が奉納を終了した事を告げ、神楽側の奉納が始まる。神楽は一般的な「おこり･幣･鈴･くるい」が奉納される。幣の舞は、勢い良く幣を振るので、幣が千切れ飛ぶ。三匹獅子の前まで来て舞うので、絵的には良い感じになる。

三匹獅子舞奉納

獅子神楽奉納

勇壮な村廻りは三年毎の十月第三土日に、「神輿･山車･万燈･三匹獅子･獅子神楽･踊り」が区内を巡幸する。
次回の村廻りは、平成二十八年（二〇一六年）に催行予定。
神輿が鎮座している真正面から撮影は無理だが、石段横の左右であれば、撮影可能だ。
※駐車は神社近くの空地が臨時駐車場となっている。