房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

新市場神楽'11

香取市新市場(にいじば)、天宮神社から程近いところにある公会堂(阿弥陀堂)で準備を整える。午前十時三〇分頃に天宮神社の鳥居前あたりまで、トラックで獅子頭、太鼓その他の道具を運ぶ。荷物をおろした場所で、開始の下座である砂切(さんぎり)を演奏して開始。その後、大胴、締太鼓をかかえながら馬鹿囃子の演奏し、境内へ練りこむ。本殿を時計まわりに一周後、神楽の舞方、下座の人は本殿前に並び神事が行われる。神楽の最初は獅子の布舞。次に幣束舞、鈴舞の順に舞う。最後は、獅子の布の中に大勢の人が入り、威勢よく舞うおこり。獅子舞が終わりましたら、次は“鳥刺し”です。鷹の餌となる小鳥を鳥刺し(職名)が捕まえる筋書きで、鳥刺しがセリフを語り楽師も唄を歌います。そして、敵役も出てきます。演舞には“おっとどっこい、今日の日はなぁ”・“逃げられた〜”と言う言い回しが多く出てきます。

新市場神楽 当日次第


10:30 新旧当番 宮入
11:00 砂切 → 練込み行列 → 拝殿神事(祝詞→修祓→当番引継ぎ)
11:30 獅子神楽奉納(布舞→幣束舞→鈴舞→怒りの舞) → 砂切
12:00 余興(鳥刺し)
12:10 新旧当番 宮出
12:20 砂切

三回目の訪問です。
録音レベルを 5.5 にして録音して見たが、マイクの近くで雑談していた人の声まで入ってしまっている…。
RODE NTG2 / REC LEVEL 5.5 で問題なくセリフは録れるようだ。
※午後からの余興・当番宅・村廻りは廃絶

奉納日:毎年十二月二三日 10:30-12:20
伝承地:千葉県香取市新市場332 天宮神社