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2011 |
本社の創建年代は不詳、祭神として経津主命(ふつぬしのみこと)を祭っています。もともと木間ケ瀬村の旧村社で、この下根地区の氏神として崇敬されてきました。宝物として『剣法秘伝書』一巻がありと伝えられています。また獅子舞(三匹の鹿舞)と棒剣術が伝承されています。さらに平将門公のお手植えの桜樹が二本あると伝えられており、その内の一本の株跡が近年まで残されておりました。毎年、春と秋に氏子たちによる祭礼が行われています。一月二十日には、境内に二本の的を立てて、氏子全員が交代で弓を射る『お比射』が行われ、また十一月二十三日の秋の大祭には、古くから伝承されている獅子舞と棒剣術(市指定無形民俗文化財)が公開奉納されています。奉納は、氏子一同が勢ぞろいして、獅子舞・棒剣術の若衆を中心に行列を作り、香取神社に練り込み、神社奉納儀式・一同礼拝のあと獅子舞そして棒剣術と順に奉納していきます。獅子舞は、最初に『四方固め』といって太夫獅子が舞い、それが終わると次に棒剣術に入り『表太刀』や『タテ棒』など十二種類の型の立会いを行います。この立会いは見る人を圧倒するものがあります。棒剣術が終わると再度獅子舞が行われます。舞の数は十五種類、笛と太鼓の音にのせて舞う様は、時には楽しく、またもの悲しく、そして激しく怒り、ある時は語りかけるようでもあり荘厳な印象を受けます。伝統の重さを感じさせるものがあります。
下根獅子舞・棒剣術
太夫獅子の後ろに「天下無双角兵衛」と彫ってある。この獅子舞の系統は、埼玉県越谷市下間久里(しもまくり)から伝わって来たものなのか…そもそも下総国(葛飾郡)は現在の埼玉県の一部も含まれており、起源である、埼玉県越谷市下間久里から、近隣の春日部市(赤沼・銚子口・東中野)へ、そして、千葉県野田市:清水(バッパカ獅子舞)・木間ヶ瀬(下根獅子舞)へと伝わって行ったのかも知れない。
※逆光だからと言って、ライトを使用して撮影は出来ません。ライトを使用すると注意が入ります。
※駐車は自治会館に数台のみ駐車可能。