房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

幸田獅子舞'10

幸田の羯鼓舞は、獅子頭に享保六年(一七二一年)と銘がはいっているので、その頃が造営時期とされています。風流系の獅子舞で、雄獅子・雌獅子・子獅子一組となって舞います。襦袢・かるさん姿で、腹に太鼓をつけ獅子頭を冠り、採り物は幣束・神楽鈴・刀などを用いる。現在、十月第三日曜日に行い、本光寺・八幡神社・熊野神社・水神社の前で舞う。また、村内を戸毎に悪魔払いと称して廻り、村境に行き辻切りを行う。舞にはシャラブ・辻切り・宮参り・振り込み等の型があり、囃子はこれらのほか、中山・尻振り・四ヶ崎・四丁目などの曲がある。楽器編成は横笛・篠笛・締太鼓・大鼓・小鼓・鉦(ちゃんぎり)などである。この芸能の伝来は不詳だが、享保年間に生実藩主 森川出羽守によって朱塗りの幸田橋が架けられた時、獅子舞が盛大に行われたといわれる。幸田羯鼓舞保存会員が舞います。

幸田獅子舞

三匹全てが刀を持つ獅子舞は県内ではおそらく幸田地区しか無いかも知れない。
撮影は天気が曇天で被写体が映えませんでした。
また、ピントが甘いカットが多くなってしまいました…。
※公民館の駐車場は関係者のみの利用となっています。
※道路脇に屋台運行の邪魔にならない場所に止めて下さい。

奉納日:十月 第三or第四日曜日 8:00-12:20,13:20-16:00
伝承地:千葉県東金市幸田662 本光寺(顕本法華宗) / 幸田公民館(幸田295)