房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

大寺の三番叟'09

大寺の三番叟は、白山神社(下布施大寺地区)の祭礼で奉納される伝統芸能です。はじまりは三百年程前からの口誦伝承です。関連の文献などはありませんが古式をよく保存している点で県下でも稀少な芸能といわれます。十年の間途絶えていました。昭和50年(1975年)に復活して保存会(大原三番叟)が結成され蘇えりました。演目には白尉黒尉の翁面、金萌絵の沢湯文様がついた鼓、笛、鈴、及び千歳の衣裳や用具などが使われます。

大寺の三番叟

毎年9月最終土曜日に行われますが、今年は同日に近くの御宿町(目と鼻の先)に皇太子さまが来られた為、10月最初の土曜日に変更になった模様です。
※日本メキシコ交流400周年記念式典 2009/09/26
撮影当日はあいにくの雨天となりましたが、軒下が十分にあるので濡れずに撮影ができます。この三番叟の撮影ですが、動きがとにかく早くピント合わせが難しい。また、撮影中にライト(SB-900)がオーバーヒートを起こした。録音は正面からだと邪魔になりそうなので、横の窓の場所に設置した。横の位置からでも正面のカメラマンのシャッター音を拾ってしまったようだ、「RODE NT4」は感度が高いので低音から高音まで余す事無く集音しているようだ。来年は正面から音撮りをしてみようか…、正面だとさらにシャッター音がすごいだろうな…

奉納日:毎年9月 最終土曜日 13:00-13:40
伝承地:千葉県いすみ市下布施1591 白山神社 / 大寺青年館