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2010 | 2005 |
昔は、二月の初めての雨の日に、現在は、二月の第一日曜日に行なわれ、地区の全戸(十八戸)から一名ずつが参加して身の丈ほとの藁草履と藁の酒樽、吊り下げる網に杉の葉と炭を挟み込みます。これを、上後村との境二ヶ所と関村との境に下げます。大きな草履は、このむらには、巨人が住んでいるとか、疫病神にこの草履をはいて帰ってもらう意味があるといわれています。網に挟み込む杉の葉と炭は「私のむらの災いは過ぎ(杉)ました、済み(炭)ました」と、門前払いにしてしまうもので、災いに門前払いを食わしたままでは後々もっとたたると怖いので、酒樽の酒を振舞い新しい草履をはいて帰ってもらおうという願いが込められています。
関尻の綱吊り
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