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2021 | 2016 |
大山不動尊(鴨川市平塚)の境内にて、高蔵神社の総代が中心となり地元集落の人々が農作物の作柄を占う。午前八時三〇分頃に境内に参集し行事の準備を始める。境内の堂前に、四方を竹で囲い斎場を設け、中心に鍋を置き湯を沸騰させる、その後に玄米を入れ浮いてくる籾殻を取り除き、頃合いを見て占いで使う竹筒を鍋の中に入れ、午前十時前に住職の祈祷が行われる。集落の人々は今年の豊作を願い祈祷と供に祈りを奉げる。住職の祈祷が終わったら竹筒を持ち上げ、パイプ机に竹筒の中に入った米の数を調べ紙に記入する。占いの結果は寺務所でコピーされ、地元民や参拝者などに配布される。占いで使用した米は、縁起物として各家庭に持ち帰り、おじやや焼き米にして食べ、無病息災を祈願する。この行事は、毎年二月二八日に行っている。
大山不動尊-筒粥神事-
令和三年度 当日次第
大山千枚田の御膝元、長狭平野を見渡せる高台にある「大山不動尊」で農作業が本格的に始まる前に行われる。