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毎年七月三十一日(現在は最終日曜日)に行われる台方の麻賀多神社の大祭において奉納される神楽です。この神楽は、今から四〇〇〜五〇〇年ほど前に、常陸国からこの地方を訪れた万大夫一座が、由緒ある麻賀多神社の尊厳さに感銘し、伊勢神楽の流れを汲む十二神楽のひとつの御子神楽を里神楽として奉納したことにはじまると伝えられています。現在は、台方地区の下方地区が年番でその任にあたっています。舞手は、年番に当たった地区の中で、その年(二年間)のうちに結婚した新郎の中から、特に選ばれたものが奉納する習わしになっています。神楽は、「御神楽」、「巫女神楽」、「里神楽」の三部からなり、さらに「四方固め」、「鈴振りの舞」、「御幣の舞」、「はながかり」等七種の舞に別れ、雄獅子と雌獅子の二匹で舞います。なお、この神楽は、印旛沼近くの鳥居河岸においても奉納されます。午前中、神輿が印旛沼の鳥居河岸に向けて巡行し、午後は山車が出ます。神楽は神輿の出る前と、山車が鳥居河岸のお祭り広場に着いたときと、夜の三回舞われます。舞手は台方地区と下方地区の年番制。舞うのは一生のうち一度だけだったそうですが、今は人がいないので三度ほど舞っている人もいるそうです。
台方麻賀多神社の神楽
歳旦祭 平成三一年 奉納次第
Nikon Df + AF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6G ED VR + SpeedLight SB-910
麻賀多神社周辺には、宗吾霊堂があります。
※駐車場あり