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2018 |
水戸市(旧内原町)有賀神社から御神霊(大御鉾)を捧持し法螺貝を吹きながら供奉行列が早朝(六時半頃)出発する。途中、水戸市・上市・下市の御仮殿で小休憩する。この時、虫切りのお札を授ける。大洗磯前神社へは十一時に到着する。大洗へ入る涸沼橋のたもとで髭釜町の道祖神の氏子さん達がおでむかえ道案内役をつとめる(道祖神は猿田彦命を奉っている)。神社正面石段下で奉迎の大洗神社神主二名が大御鉾を受けとり拝殿階下までささげ持ちながら、朱の大傘をさしかけられた有賀神社の神主さんを先導する(傘持ちは有賀神社氏子総代)。境内では神鉾にさわらせようと子供を抱いた人達で賑わうなかを神主が進み、拝殿階下にて神社宮司に大御鉾を移譲し、宮司が本殿大床に奉安した後、有賀神社宮司以下氏子総代は装を改め着座し、十一時半神前にて『大祭式』により祭典が行われる。有賀神社は土産の新米五升と柚子、里芋などをわらづとに入れて持参し神饌として供える。大洗神社からは魚類を贈る。神酒、昼食の後、十五時「還御の儀」大洗神社宮司が大御鉾を奉持して拝殿階上に進み有賀神社宮司に移穣。大洗神社の宮司他参列者一同有賀へ帰る行列をお見送りする。《茨城県祭り・行事基礎調査一覧》
有賀祭 虫切り神事
Nikon Df + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8E ED VR + SpeedLight SB-910
荒磯に鳥居が立つ撮影ポイントとして有名な「大洗磯前神社」の祭礼。内陸の「有賀神社」から海辺の「大洗磯前神社」へ渡御する。