房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

下烏田神楽囃子'17

一人で舞う静かな舞、御幣を持って舞う、御幣と剣を持って舞う、セリフを入れて両手に剣を持って舞う。神楽は鎌倉から伝わったという。熊野神社拝殿前など、下烏田、中烏田地区。

下烏田の神楽
平成廿九年十月八日 当日次第


10:00 お囃子演奏 ※境内では 缶ビール・綿飴・素麺 などの振舞いが行われている
11:30 祭典
11:45 獅子頭祈祷
11:50 お囃子演奏
12:05 獅子舞奉納 ※剣の舞は今回は無かった
12:15 直会(拝殿内)

◎熊野神社由緒
本社の起源は定かではないが、古老の言い伝えによると、烏田村草創の頃、その精神的支柱として、紀伊国(和歌山県)の熊野神社から勧請し、当地の守護神として祀られたのに始まる。また「烏田」の地名の由来は、熊野大権現のお使いとされる「八咫烏」に因るもの、という古文書もある。貝塚藩(後の請西藩)藩主林家は、代々本社に対して崇敬厚く、武運の長久と国土の安泰を祈願した。明治維新の神仏分離令により、神仏習合の名称が禁止され、社号を熊野大権現から熊野神社へと改称する。

◎下烏田の神楽 神楽唄
千早振るう(コラショ)
 天の岩戸を(コラショ)
   押し開らき(コリャ コリャ コリャ)
神の社に(コラショ)松植えて(コリャ コリャ コリャ)
松の若葉に(コラショ)注連張りて(コリャ コリャ コリャ)
注連の中にて(コラショ)
  いざや神楽を(コラショ)
     舞らする(コリャ コリャ コリャ)
かほど目出たき祈りからは(コラショ)
皆白妙の御幣を持って
 太平楽世と改まる
皆三尺の剣を持って
  悪魔を祓う
そこで楽を太平楽世と改まる

◎駐車について
波岡公民館(大久保五丁目7-1)の駐車場に止めて歩いて行った方が安全です。波岡公民館から熊野神社へと進むと「貸農園」があり、その周辺は路肩が広いので駐車している人も居る。
※例年十一月開催の波岡地区文化祭(波岡公民館)でも「神楽ばやし」が演じられる。

奉納日:十月 第二日曜日 11:30-12:15
伝承地:千葉県木更津市下烏田671 熊野神社