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2017 |
梅雨も明けた七月下旬、君津市の小櫃地区・西原集落では「虫送り」が行われる。十七頃に青年会が集合し虫送りの準備を進める。軽トラに囃子方が乗り「呼び囃子」で集落を一巡し青年館へ戻って来る。十八時頃に青年館で小宴会が開かれ、約三〇分後に出発地点である「県道一四五号線沿いの三角地点」へ向かう。ここで祭囃子が演奏され、皆で乾杯の後に「松明の束」に火が燈される。大人が担ぐ「大松明・約十七本」と「子供用のカンテラ」が用意され、日暮れの宵闇になる頃に「稲の虫を送るぞ」の囃子詞と供に集落の豊作と安泰を祈り、燈火の行列が村外れの小櫃川の土手まで、約2.5kmの道中を進んで行く。
西原の虫送り
平成廿九年七月廿九日 当日次第
♪イーネーノ、ムーシーヲ、オークールーゾー(稲の虫を送るぞ) SONY PCM-D50 |
Nikon Df + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8E ED VR
◎撮影と駐車について…
見学に訪れる撮影者の駐車は、虫送り道中の路肩に止めると邪魔になります。西原青年館の後方に、慈永山薬王院(西原600-1)があり、その横にある駐車場なら安全に停車できます。また、墓地の横にも駐車場があるが、狭いので他の車が駐車していると出られなくなる可能性がある。また、青年館周辺には商店は無いが自販機は「田中商会」の入口に一つだけある。撮影に関しては、ライトを使用せず写した方が良い感じになる。望遠系レンズは必要ない。懐中電灯は持参した方が良い。