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2017 |
旧村社率土神社の所在する神納地区に伝承されているもので、横笛と桶太鼓、小締太鼓の演奏にのって行う獅子神楽である。この神楽は、「前がかり」に始まり、「御幣の舞い」「鈴の舞い」へと移り「剣の舞い」は刀の大小を両手に持って「みな三尺の剣を持って悪魔を払う」の唄によって始まり、最後に「狂い」の五種目からなるこの獅子神楽は、江戸時代に現在の姿になったと考えられます。この獅子神楽は率土神社に奉納されるだけではなく、市内飯富に所在する式内社飽富神社の大祭にも奉納され、飽富神社ではこの獅子神楽を祭礼の事始とし、いかなる場合でも第一番に奉納されるものとし、「神納の神楽はあとがさき」という俚諺となって伝えられています。現在本市では、この神納神楽ばやしが最も形・方法等がしっかりしており無形民俗文化財がとだえようとしている今日では貴重な存在であるため指定をしたものです。この神楽ばやしを保存・伝承させるために、「神納神楽ばやし保存会」も結成されています。《袖ケ浦市教育委員会》
神納神楽ばやし
元旦(歳旦祭) 奉納次第
参道の階段を上った所にある、二之鳥居からは眺望が素晴らしい。
※駐車場はあるが、開始間際だと止める事は出来ない。