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2016 | 2010 |
神納神楽ばやしは、神納の鎮守様である率土神社に伝来する神楽の舞楽であり、神楽の面を冠し、太鼓・笛の伴奏により二人一組で舞う。式内社「飽富神社」祭礼(毎年七月二十四日)、鎮守「卒土神社」祭礼(元旦、七月海の日、十月十五日直近日曜日)に境内で舞われます。神楽は、横笛と太鼓による二人立獅子一頭で、「前かかり、御幣の舞、鈴の舞、剣の舞、狂いの舞」の五座が伝わっています。祭神を招き入れる悠長な踊りから、剣で悪魔を払い、最後は無病息災、家内安全、五穀豊穣等を成しえて、猛り狂う様相を表現して踊る。このうち、御幣の舞・剣の舞・鈴の舞は一人立ちで演じ、口上を述べる場面があります。この神楽ばやしは昭和五十四年(一九七九年)に袖ケ浦市の無形文化財に指定されています。現在袖ケ浦市にはいくつかの獅子神楽が伝承されているが、この神納神楽が最も形、方法等がしっかりしており、地域により守り伝えられたものとして貴重である。また、率土神社に伝来する獅子頭を郷土博物館にて寄託保存しており、現在使用しているのはその複製である。
飽富神社例大祭
平成廿八年七月廿四日
◎駐車について
境内に駐車場があるが、祭礼関係者が利用しているので、うかつに駐車すると出られなくなる。
神社後方から東照宮へと入る道に止められる場所がある。もしくは離れた場所に止めて歩いて行く。