請西の獅子舞'16

明治二二年四月十二日に「松久の大火」があり、木更津の港町・約五〇〇戸が跡形も無く焼失した。
この時に獅子頭が焼失してしまい、お祭りが途絶えてしまったが、有志が復活させ今日に至っている。
祭礼当日、旧村社である「八幡神社」へ十三時（十四時）に参集し祭礼が始まる。祭囃子を奏で子供神輿が境内に入り、行道系の獅子が階段を駆け上がり社殿内に鎮座し、神主による村祈祷の祝詞が奉げられ、玉串奉奠の後に境内にて獅子舞の奉納が行われる。その後に山車と供に村廻りを行う。昔は獅子が集落内の家々を悪魔祓いの祈祷として廻っていた。

木更津の港町周辺では、雄雌二匹の獅子が対になり動き廻る「行道系（獅子まき）」の舞が数多く行われている。
一つの獅子頭に三名の舞手が付き、胴幕には大勢の子供達が担当し、尻尾持ちが一人付く。
歌い手が木遣りを唄い、雄獅子の頭を高く上げ威厳を示したりする。
※境内へ車の乗り入れは不可、祭礼関係者の車が入れなくなります。