|
2016 | 2013 | 2010 |
◎鯛ちょうちんの由来について
茂原八坂神社は元禄二年(一六八九年)当時の上總国長柄郡藻原(現在地)に建立され以来、治水、農業、警大払、火難の神として、天王様の通称で多くの人々の深い信仰を集めている。祭礼時には神前に鯛を供えて五穀豊穣を祈願する習わしであったが、いつの時代にか、この風習はなくなり、これに変わって経木で作られた鯛が奉納されるようになったと伝えられている。その後、これに因んだ「鯛ちょうちん」が丸家において作られ、祭礼日に店頭に飾られるようになって以来、氏子はもとより多くの人々に親しまれてきたものである。この伝統を守り続ける為に昭和四五年通町一丁目青年部(育栄会)が茂原郷土民芸品として保存会をつくり、この作成にあたっている。なお、例年の祭礼は参拝者に進呈しており、八坂神社夏祭りには欠かすことの出来ないものとなっている。《鯛提灯保存会》
鯛ちょうちん
参拝者に縁起物として無料配布される“鯛ちょうちん”で有名な祭りです。“鯛ちょうちん”の風習は、江戸時代後期に同神社で始まりました。町内の大火がきっかけの防火祈願で高価な鯛のかわりに鯛の形のちょうちんが奉納されました。また、明治時代になって鯛の不漁が続いたので、鯛の絵を代用して備えたのが始まりともいわれています。“鯛ちょうちん”の材料は経木(きょうぎ)を使用しています。当日は、茂原市の郷土民芸品として指定された「鯛ちょうちん」を約九〇〇個を先着順で無料配布する。また、子供神輿が練り歩きます。駐車は茂原市役所・市民会館へ。