円照院 柴燈大護摩修行 安房修験'16

平成十五年（二〇〇三）から始められた。十三時になると、先達と甲冑隊が「小保田コミュニティセンター」から列を成して、円照院へ参じる。境内では多くの参詣者が集まっており、始まる時間まで無料で振舞われている「豚汁」を食している。行列が境内に着いたら、神主が祝詞を奉げた後に先達と住職によって、大護摩修業が始まる。境内はそれほど広くはないが、高台から見える農村風景が祈祷の煙で燻され霞んで見える。薪が燃え盛り煙が高く上がり、祈祷と法螺貝の音が山里に響き渡り、祈りを奉げる参詣者の木札が投げ込まれ、火柱が冬の山里の空を焦す。その後に火渡りの道が作られる。住職が渡り初めの式を行い、真剣で竹斬りを行い、先達が数回渡った後に一般参詣者の火渡りが始まる。火渡りは十五分程行われたら、住職が終りの挨拶をして、甲冑隊を先頭にして「小保田コミュニティセンター」へ帰って行く。境内では最後の祈祷が行われ、十四時三〇分頃に今回の「柴燈大護摩修行」は終わる。

Nikon Df + AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR + SpeedLight SB-910

小保田集会所（コミュニティセンター）前に自販機あり。周辺に商店なし。
※駐車は「円照院」と「小保田コミュニティセンター」裏に数台止められる。