房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

南今泉宮本獅子舞'15

稲生神社の鎮座の二〇年前、八代将軍吉宗の時代と伝えられており、領主への上納米を作るために生まれてきたような農民にとって民俗芸能の獅子舞は、何よりの慰めであり楽しみとされ、事あるごとに催されていたようである。明治時代から中頃から現在のような、やり方になったと言う。
【平神楽】布舞・五幣の舞・鈴の舞・狂の舞・仕手の舞・大狂の舞
【芸獅子】四ツ足・亀の子・花かがり・蛇使い・お染・四歌咲・和唐内・その他

南今泉宮本獅子舞


08:00 神楽連集合
09:00 拝殿内で舞う
09:15 村廻り(屋内舞)
12:00 昼食休憩
13:30 村廻り(屋内舞)

午前八時頃、神楽連が参集する。
八時五〇分頃に皆がそろい、拝殿で御神酒を頂き、神前に神楽を奉納し村廻りが始まる。
※駐車は隣接しているJAの敷地へ

◆稲生神社 式年御開帳
二〇一五年一〇月二四日(開催周期は不明)
日中は巫女舞を祭神(御本尊)に奉げ、数多くの崇敬者や近隣近郊の人々が参拝に訪れ、境内が賑わっていただろう。神社に隣接して建てられている、社務所(集会所)の窓は全て開放してあり、奉納芸(芸獅子)が披露されていたのかも知れない。前庭には、テントとパイプ机があり、式年御開帳に訪れた人々に御神酒や豚汁などが振舞われ、昼過ぎ頃に開け広げられた集会所を舞台に奉納芸が行われていたのだろうか。翌日の早朝に当地を訪れたが、テントなどが撤去中だった。

奉納日:毎年一月五日と十月第四日曜日(十月二四日直近日曜日)
伝承地:千葉県大網白里市南今泉3736 稲生神社