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2015 |
祭礼当日は、十三時頃から境内でお囃子が奏でられ、関係者が集まり十四時頃に始まります。定刻に成り、鎮守の東宮神社から、宮立(神楽櫃)を先頭にお囃子を奏でながら降りて行きます。次に猿田彦と御神輿が続き役員関係者が宮出します。集会所横の御旅所へ着いたら、宮立(神楽櫃)・猿田彦・神輿一基は広場をグルグルと三周してから、神輿を祭場に安置します。人出が少ないので、最初の神輿を御旅所まで運んだ白丁(担ぎ手)は、再び社殿前に戻りもう一基の神輿を担ぎ、御旅所まで運びます。次に、屋台を村人総出で引っ張って降りて来ます。宮立(神楽櫃)・神輿二基・山車一台が集会所の横にある御旅所に降りて来たら、ブルーシートを広げて、その上にゴザを敷き祭場を作ります。祭場は正面に神輿二基があり、右には猿田彦と神主・役員関係者が椅子に座り、残りの周りには神輿の白丁(担ぎ手)が座り祭場を囲みます。そして、神主が村の安泰を願い祝詞を奉げ、役員関係者が玉串奉奠を行います。祭典が終わった後は、直会が始まり、関係者はお酒で乾杯となり、子供達はヤキソバが振舞われ、食べながら獅子舞が始まるのを待ち侘びます。ゴザの上には、獅子頭は三つあり、奉納舞の時に二つ使用し、一つは置かれたままとなります。獅子舞は伊勢神楽系で、十五時三〇分頃から「山の舞・前掛かりの舞・大弊の舞・鈴の舞・狂下段の舞・玉取り・狂中段の舞・狂上段の舞」と続き、十六時頃に終わります。獅子舞奉納が終わると、宮立(神楽櫃)・猿田彦・神輿二基は社殿へ戻って行きます。山車は飾り付けられ、村廻りを行い、十九時頃に中華料理屋「ながい」の所で隣村と合同祭を行い、獅子舞をもう一度披露して帰社します。
曽呂地区祭礼 −宮の神楽−
曽呂地区(宮、代、ニ子、仲町、上、東、西、畑)
宮集落に伝わる伊勢神楽は「曽呂ふるさと囃子保存会」によって保存・維持されています。
畑地域は三月春分の日、その他の地域(宮、代、ニ子、仲町、上、東、西)は十月第二日曜日に祭礼が行われます。
※駐車は旧道などへ