房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

中根鳥見神社の神楽'14

毎年十月十七日、鳥見神社例祭に社前の神楽殿で演じられる。地元では、これを大和神楽又は十二座神楽と呼んでいます。神楽の内容は、「捧幣式」「かためみこ」「堅米翁神・経津主命」「くにかためくなどのかみ」「五穀祖神種蒔・保食神」「千箭発弓」「海上遊行羅久」「神剣宝鏡」「榊笹行事」「天狐乱舞」「おのころ島起源」「出雲国鎮」「山神悪鬼除伏」「宮殿作行事」「天岩戸前事」「大神宮」の十六座からなり、神代の物語と郷土の農耕生活を反映したものとなっている。言い伝えでは、この神楽は文安年中(一四四四〜四八)から代々氏子の長男によって伝えられてきたといいます。現在使っている十六面の大半に宝暦元年(一七五一)作の銘が入っている。神楽の内容は、現在の祭礼では、このうち六座ほどを上演している。囃子方に伝えられる曲には、「おかざき」「おかぐう」「かんだんぎ」「道笛」「ゐびす笛」「せめ笛」等があり、大太鼓・小太鼓・笛の楽器を用います。演者は十四人で構成されます。

中根鳥見神社の神楽


12:00 式典
12:35 巫女舞
13:00 休憩
13:30 神楽奉納
14:00 小学生郷土学習授業
14:30 巫女舞
15:30 終演

捧幣式(ほうへいしき)
かためみこ [当日上演]
堅米翁神(かためおきなのかみ)・経津主命(ふつぬしのみこと) [当日上演]
くにかためくなどのかみ(くにかためくなどのかみ)
五穀祖神種蒔(ごこくそじんたねまき)・保食神(うけもちのかみ) [当日上演]
千箭発弓(ちのりほっきゅう)
海上遊行羅久(うなかみめきょうらく)
神剣宝鏡(しんけんほうきょう)
榊笹行事(ゆざさぎょうじ) [当日上演]
天狐乱舞(てんこらんぶ) [当日上演]
おのころ島起源(おのころじまきげん) [当日上演]
出雲国鎮(いずものくにしずめ)
山神悪鬼除伏(さんじんあっきじょふく)
宮殿作行事(みやどのづくりぎょうじ)
天岩戸前事(あまのいわとまえごと)
大神宮(だいじんぐう)

前方は、小学生の見学でのブルーシート席となっている。
※駐車場なし、近くの道路の路肩へ止める

奉納日:十月十七日 12:00-15:30
伝承地:千葉県印西市中根1339 鳥見神社