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2014 |
勝浦大漁祭りの主役は神輿です。土曜日の合同祭は神輿が勝浦漁港荷捌場に集まり、「神輿の担ぎ上げ」を行います。日曜日は、市の中心部に屋台が集まり、一斉にお囃子を叩きあいます。最終日、敬老の日は神輿を次々と漁船に乗り渡す「船渡し」は漁師町ならではの光景です。
◆金曜日=各地区の神輿の渡御:午後から、墨名・串浜・松部・川津・沢倉・新官、各地区の神輿の宮出し・渡御が行われ、神輿や屋台が「村廻り」と称して地区を練り歩きます。◆土曜日=合同祭典:墨名区の屋台が十四時頃、会場に入場し、およそ二〇分間一斉に「お囃子」の叩き合いを行います。 十四時二五分頃から十五時頃にかけて、串浜・墨名・浜勝浦・沢倉・新官・川津の順で、神輿や屋台が市営駐車場の合同祭会場に入場します。各区全ての神輿が揃うと合図の花火が打ち上がり、十九基の神輿による「一斉担ぎ」がおよそ一〇分間、担ぎ、唄い、もんで、見せ場を作ります。 式典終了後屋台がお囃子とともに退場し、その後、本部前で区ごとに神輿の担ぎ出しと祭り唄・神輿がそれぞれ一〇分の持ち時間で披露され、神輿が退場し街中を練り歩きます。◆日曜日=江戸後期彫物屋台の引廻し:上本町・仲本町・下本町、出水区の屋台が十三時から街中を引き廻され、十五時頃に交差点で四つの屋台がお互いに向き合い、お囃子の競演が披露されます。およそ四〇〇年前の屋台は人力で進み方向転換します。◆月曜日=屋台の引廻し:上本町・仲本町・下本町、出水区の屋台が、街中を十三時頃から二十二時頃まで引き廻され、お囃子が披露されます。◆神輿の船渡し:街を練り歩いた八幡神社の神輿が十六時頃、勝浦漁港に到着します。十六時半頃に漁船数隻が岸壁に着けられ、船から船へと神輿が渡され、神輿を乗せた船と数隻の船が、漁港内と八幡岬の沖に浮かぶ赤い鳥居のある平島周辺を旋回します。◆八幡様お宮お帰り:船渡し終了後の八幡神社の神輿が、浜勝浦地区から朝市の入口・石井時計店前の交差点を通り、遠見岬神社まで練り歩きます。見所は、石井時計店前から遠見岬神社まで練り歩く区間を、出水区・上本町・仲本町・下本町の屋台が、静かなお囃子で出迎える場面です。
江戸後期彫物屋台は、十二時三〇分頃から、上本町の屋台を皮切りに曳き廻され、出水区の屋台と顔合わせを行います。
続いて、十三時頃になると、仲本町の屋台が漁港方面へ曳き廻されます。
下本町は十五時頃に出発するとの事です。