房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

多田の獅子舞(式年大祭奉祝'14)

香取市多田地区で継承されている三匹獅子舞。
今から四八二年前となる享禄二年(一五二九)の香取神宮の古文書に登場する。
昭和六〇年代まで多田妙見神社に奉納されていたが、現在は十二年毎(午年)の「香取神宮式年神幸祭」に供奉している。
また、地区では平成十二年まで「多田囃子連」(佐原囃子)として鹿嶋市の山車に乗演。

平成二年頃まで、毎年一月二十二日の例祭で「四方舞」と「おかざき舞」を奉納し、受番宅で「おかざき舞」が舞われていた。
また、四月の「春祈祷」(おあそび)の時には、妙見神社において「四方舞」、区長宅で「おかざき舞」が舞われていた。
多田の獅子舞には、「雌獅子・中獅子・雄獅子」の三匹獅子と、「猿・七夕竹持ち・弓持ち」で構成されています。
舞の時には「猿」が“ささら”を持って、面白く真似て獅子舞を舞うのが特徴です。
演目:砂切・道笛〜四方舞(雌獅子・中獅子・雄獅子)、おかざき舞〜乱舞・終い砂切

多田の獅子舞 式年大祭奉祝

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED + SpeedLight SB-910
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

香取神宮境内では、四月十四日に行われる「式年大祭」の準備が整えられ、参道の左右にテントとパイプ椅子が設営されていた。
社殿側を向いて舞う「返田の獅子舞」はテント・パイプ椅子が写り込むので絵にはならない。
十二年振りの奉納となった「多田の獅子舞」は社殿を背にして舞うので。望遠レンズで切り撮った。
※社殿前で待機していたら、記念写真は写しそびれた。
※次回の上演は平成二十六年四月十五・十六日

奉納日:2014年04月12日 10:50〜15:30
伝承地:千葉県香取市香取1697-1 香取神宮