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2014 |
香取市片野地区で明治時代には活動が確認されており、地区の安全、厄除けと五穀豊穣を祈願して奉納する伊勢神楽。
おびしゃは一月二〇日だったが、最近は直前の日曜に行われる。稲荷神社・新福禅寺境内にある天神様・当番宅。
演目:馬鹿囃子・砂切・布舞・幣束舞・鈴舞・螻蛄捜し(けらさがし)・悪魔払い
片野神楽
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED + SpeedLight SB-910
寒さ厳しい大寒の一月二〇日(現在は直前日曜)に片野では「おびしゃ」行事が行われ、神事・当番交代式・直会が午前中に公民館で行われる。十五時を過ぎた頃に下座連が公民館へ参集し、日も傾き始めた十六時に下座連が稲荷神社へと出向き詣でる。稲荷神社は鬱蒼とした竹林の奥にあり、地図にも載っておらず下座連と一緒に歩いて行かなければ、場所が分からない。獅子頭を社殿前に置き、準備を整え、下座連は馬鹿囃子で繰り込み、社殿を時計回りで入り込み、右脇で砂切を叩きます。その後に獅子舞が始まる。舞は「布・幣束・鈴・けらさがし・悪魔払」を二〇分ほど行い、砂切を演奏し次の場所へ向かう。新福禅寺境内の天神様では、門前で演奏を始め、入場して行く。天神様は道路に面した、岡の上にあり、舞える場所がないのでお囃子の演奏のみの奉納となります。その後は、新当番宅の座敷での奉納舞になります。片野集落は稲荷信仰に厚く、集落から見下ろし、稲田を見渡す場所には「稲荷大明神」が祀ってある。
※駐車は公民館へ
※ストロボを焚いて写すにしても、止絵だと流動感がなく面白くないので、後幕シンクロにして写しました。