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2013 | 2012 |
無病息災・火盗難除・五穀豊穣の祈願を目的として行われているお祭りです。当日の祭事は、“鍋かけず”といい、この日は各家の釜戸には火を焚かず、当番の家に集まり、“神の食”を食べて祭事を祝います。祭壇には、男女の“神物”が飾られ、無病息災を祈って獅子舞が行われ、獅子がその“神物”を新妻の食前に出し、子宝授恵・子孫繁栄を願います。神社においては、一ヶ月前から男の子たちがカヤを集め、竹でやぐらを組み、そのカヤを詰めて小屋を作ります。その小屋は、宮司等を正門から小屋に入れまいと火を放ち、大根を宮司等に投げ、合戦に見立てて阻止し、元気に育っている証明としています。その後、神前では祝いの儀式が執り行われます。
あらい祭り
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED + SpeedLight SB-910
午前十一時に集会所にて、地区住民・参拝者・見学者が訪れ当番区により「神の食」が振舞われる。この間に獅子が三回ほど、食膳の間に置いて無病息災と際し祭壇の男根を口にくわえて、一回りをする。踊りは無い。その後に集会所入口にある幟を降ろし、当番交代の式を行い、宮司一行が神社へ向かう、この時に大根投げの合戦が始まる。神社着直前に櫓に点火され、火柱が上がり青竹の音がけたたましく響き渡る。社殿では宮司が着替え、地区内の平穏を願い式典が始まる。十三時四〇分頃に式が終わり、櫓の炎は消防によって鎮火される。※一本松区と山田区:荒場組(アラッパ)・おき組・とさき組・むかい組で一年交代で行われる。