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2013 |
二人立ちの獅子舞で伊勢の代神楽の流れである。毎年二月の初午の日、旧九月十九日、十一月十五日に堀之内の稲荷神社の神前に奉納され、次で氏子の各家庭を悪魔払いと称して廻りながら舞う。前には同夜境内に舞台を特設して様様の獅子芸、村芝居、手踊などを上演している。舞方は襦絆、軽袗姿で獅子頭を冠り、演目には「平神楽、大狂、四ツ足、玉釣、蛇狂、蛙狂、梯子登り、おそめ、岡崎、剣の舞、鳥刺、和唐内」などがある。平神楽では幣束、神楽鈴を採物とする。また面形には「おかめ、ひょっとこ、白狐、医者その他」が保存されている。楽器は「篠笛、横笛、締太鼓、小鼓、大鼓、鉦、大胴」で編成し「四丁目、中山、鎌倉」などの囃子も伝えている。芸能集団の名称は「本地獅子連中」(旧称)といい氏子地域の堀の内、宮ノ前に在住する十八才より三十四才までの男性が主体であり、以前は後継者は長男に限られていた。産土神稲荷神社は社伝によれば一六七一(寛文十一)年の勧請といわれるが、芸能の起源については不明である。現在の型は九十九里町西野より伝授され、その交流は今におよんでいる。
北之幸谷区秋祭り 芸能発表会
北之幸谷区の秋祭りで、獅子舞・フラダンス・歌謡曲などの演芸が行われる。
舞台正面は桟敷席になり、ブルーシートの上に茣蓙筵(ござ)が広げられている。
訪れるのは地元の人達ばかりで、遠方から見学に来た人は少数である。
ゆるやかな時間と供に演芸と獅子舞が行われ、最後の山場に梯子獅子舞が演じられる。
高い梯子の上から紙吹雪が舞うと皆が拍手喝采となり最高潮となる、そして秋祭りが終演を迎える。
※撮影は後方から脚立で撮影した方が無難です。付近にスーパー・コンビニあり。