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2013 |
◎稲荷神社大鳥居 案内板
稲荷神社の創建は伝承によると、前里の小川家「現当主哲一氏」の祖が深くかかわっていると云う。御神体の神鏡及び稲穂は、小川家の祖が寄進したものである。此の村の神職の家系に代々親から子孫へと伝えられている。古文書等によれば弘長二年(一二六二)、京都伏見稲荷大社分霊を勧請とある。弘長年間は、鎌倉の初期の頃である。時、既に南蓮沼村に、村人が存在したと思われる。祭神は、倉稲魂命、享保二十年(一七三五)第一一五代桜町天皇より、稲荷大明神に宣下されたものである。此の浦に於いて、漁業は、特に江戸時代地引網業は有数にして大規模な漁法で、村にも網主なる者達が大漁と村民繁昌を祈願して、当稲荷神社の大鳥居を寄進した。この鳥居は近在の産ではなく、遠く船にて運ばれた御影石である。元文四巳年九月吉日(一七三九)である。願主は当時の網主秋葉太兵衛現九区立沢の秋葉誠氏の祖であり、土屋金右衛門は立沢土屋金次郎氏の祖、土屋伝左衛門は八区蛭田土屋省後氏の祖である。この大鳥居を、蓮沼村文化財保護条例に基づき、村の指定有形文化財として永くとどむるものとする。
稲荷神社 十二面神楽
五所神社十二面神楽(2月第3日曜日)の前週日曜日に稲荷神社にて、五所神社の演者が奉納を行っている。
※駐車:神社前は宮司専用や役員の車で駐車があり、見学者が駐車できる場所は少ない。