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2012 |
十月に二日間かけて行われ、五穀豊穣、無病息災を祈る行事である。獅子が各家屋をまわりお囃子に合わせて舞を舞う。舞には平舞い、狂い獅子、四つ足の三種類があり、それぞれ演目にかかる時間は十五分程度である。現在、主に舞われるのは平舞いである。獅子の舞いは二人一組で行われ、それに笛、太鼓、鼓によるお囃子が付く。この獅子連は、山支地区と本郷地区が合同で行っている。昭和四〇年頃には、出稼ぎなどによる人手不足から一度途切れたが、昭和五〇年頃に獅子連保存会が発足し、再び行われるようになった。獅子連に用いられる道具類の保管や舞の練習などは、かつては本円寺にて行われていたが、現在はどちらも本郷地区の生活研修センターで行われている。
森賀茂神社 秋季祭礼
秋の祭礼において、拝殿内と要所で行われる。
神楽連が午前八時三十分頃、神社入口の階段に到着すると、お囃子を奏でながら入場し、舞方は拝殿内に上がり祈祷を受ける。
その後に舞が始まる。囃子方は拝殿外に笛や鼓が位置し、拝殿内には太鼓(神楽唄を歌う)がいる。
舞は「おこり・幣・鈴・くるい」で、十分程度舞われる。拝殿内で舞った後は境内にある社に奉納する。
拝殿内で直会を行った後に村廻りが始まり、要所で獅子が奉納される。
※森地区では夏に「虫送り」が現在も行われている。