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2012 |
毎年7月第4土曜日に、桜井にある諏訪神社の祭礼時に行われる。拍子木を打ち、木遣り歌の後に気勢をあげる。これを合図に始めたお囃子に合わせて、雌雄の獅子頭を持ち上げたり、場所を入れ替わるなどして舞う。これらの所作は、桜井独自の舞い方で、エサを食べている雌獅子を雄獅子が見守る夫婦の愛情を表現したものと言われている。脇には、剣などと呼ぶ付属物の持ち手がおり、片町のみ背幕を付ける場合がある。桜井六町内のうち片町・二丁目・三丁目・仲町で行われており、祭礼当日の早朝に片町が境内で獅子舞を奉納する。その後、昼過ぎまでは、片町では辻のみ、他の三町内は辻と家々に入って舞う。十四時頃に、四町内の獅子頭が集合して、他の二町内の神輿などと行列を組み、町内毎に花山車に獅子頭を乗せて町内巡行する。この間、祭礼会所前や辻などで舞う。十九時頃に、六町内が特設桟敷前に集合して、順番にお囃子を奏でたり、神輿をもみ、獅子舞をする。また町内巡行することから行道系と言われ、全国的にも数少ない獅子舞である。
桜井の獅子舞
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
開催時間が今一分からないまま出発し、現地に八時過ぎに到着した。神社の入口は交通量が多い国道沿いにあり、駐車場所も無く、止める場所に苦労する。なんとか駐車し国道沿いの階段を上がり、下諏訪神社に到着すると、境内では氏子が集まり祝杯を挙げていた。その後直ぐに神前での片町の獅子舞が始まった。神社での式典・奉納後は各町内毎に昼頃まで奉納が行われる。十四時から六町合同の合同祭礼が旧国道で開始され、十九時に来賓をお招きし、特設会場で各町内毎にお囃子と舞を披露する。
※早朝の諏訪神社での舞を撮影する場合は、東光院峯薬師前に駐車可能な空き地がある。
※旧国道での駐車は桜井市民学習会館( 09:00〜21:30 )へ止められます。トイレあり。
※十九時からの特設会場での撮影は、正面は立派なテントの来賓席があり撮影不可能です。お食事をしながら見ています。