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2011 |
住吉神社の獅子舞は五穀豊穣と厄除けを祈願する獅子舞で、春秋の彼岸の中日に、昼は住吉神社で、夜は氏郷の家で奉納しておりました。平成十五年十二月に住吉神社の新社殿の建立を記念して三十五年ぶりに復活しました。例年十月十五日(前後の日曜日か土曜日)この住吉神社例大祭に奉納しています。獅子頭は寛文元年(一六六一)八月と墨書されています。右から雌獅子、中獅子、親獅子で、角がないのが雌獅子、捻れた角が中獅子、まっすぐの角が親獅子です。獅子頭の頭が入る部分は椀型にくりぬかれています。ご龍型と椀型があり椀型がより古い形式と言われています。住吉神社の三匹獅子舞の笛は六穴の篠笛です。篠笛は七穴が多いですが、神社で奉納されている獅子舞の笛は六穴が見られ、篠笛のより古い形ではないかと言われています。獅子舞には一匹の獅子を複数人で演じるものと一匹の獅子を一人で演じるものがあり、三匹獅子は関東を中心に東日本で見られます。鞨鼓(かっこ)という小型の太鼓を腰に付けて打ちつつ舞います。
獅子舞の構成
一、三匹獅子前半
二、雌獅子
三、三匹獅子後半
四、中獅子(剣の舞と神楽の二種類)
五、親獅子(一柱弓と二柱弓の二種類)
飯郷の獅子舞
佐倉市吉見「飯郷の獅子舞」は近年(平成十五年:二〇〇三年)に三十五振りに復活した。
舞は境内横にブルーシートが広げられ、そこで地域の方々の踊りやお囃子の演奏が行われる。
舞が始まるころは、秋の日は早くも西日となり、太陽光が獅子の右側から照り付ける。
順光で写したければ、右側から撮影が出来る。正面からだと影の具合で上手く写せないかも知れない。
※雨天時は拝殿の中で舞います。撮影者も拝殿に上がって撮影可能だそうです。
※佐倉市では市文化財の「下勝田の獅子舞」が平成一六年(二〇〇四年)まで、村の鎮守である、天満神社で奉納されていた。