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2011 | 2009 |
毎年10月9日に行なわれる、大国主神社秋季祭礼。収穫を祈願・感謝するために奉納されています。氏子の12歳となった女子による「みこおどり」と、小学1年生より中学2年生までの男子による神楽が奉納され、そうじて「みこおどり」といわれています。一説によると元禄年間からと云われていますが、正しい起源はわかっていません。女子の奉納舞は、笛と太鼓の演奏にあわせて踊る幣束おどり・杓おどり・扇おどりの三種があり、男子の神楽は十二神楽と呼ばれています。
大津倉のみこおどり
2011年10月9日の演目は、「猿田彦」,「白髭」,「稲荷・狐」,「三番・大国」の四座でした。
女子の舞は人材不足(少子高齢化)のため、ありませんでした。
◎奉納がある場所は山間で周囲には何にもありません。祭りを知らせる幟も立っておらず、闇夜に提燈の灯りが燈っているだけ。今日祭りがあることも知らずに、沿道の車は通り過ぎて行きます。境内は奉納舞が始まっても見物に来られる方は少なめで、昔は華やいだであろう立派な神楽殿の中で舞が演じられて行きます。最後に大人達の三本締めで御開となります。演者は全て子供が行います。房総の山村に昔からの伝統芸能が今も息づいています。来年も行って見たい祭礼です。
※今回は見学の子供達も多く、録音機材は神楽殿の軒下へ置いたが太鼓の音が大きく録音は失敗しました。また、開演中に雨が降り出し寒くなりました。