房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

白山神社秋季例大祭'11

歴史深い白山神社の祭礼は当日の朝、俵田駅周辺から白山神社までの道のりを、山車に乗せた神楽獅子の練り歩きから始まります。神楽は白山神社を越えて西原方面まで進み、西原の神楽を招いて再び神社へと戻り、全ての神楽が神社に集まります。その間、神社拝殿では祭礼式典が執り行われ、一年に一度、本殿に繋がる扉が開かれます。午後からは神社境内にて、各地区による神楽奉納の演舞と演奏が行われます。各地区の神楽舞いが終了の度に、お餅やお菓子撒きが恒例として行われ、お菓子が落ちてくると、我先に縁起物のお菓子をつかもうと何本もの手が伸び、歓声が上がりました。現在、獅子舞が行われている地区は「俵田・三田・西原」だけとなっている。以前は小櫃集落の「賀恵渕・長谷川・上新田・末吉・久留里大谷」の五つの地域も奉納し盛況を極めていた。今は奉納されない獅子頭は、祭礼当日に境内の拝殿横のテントに飾り置きされている。

白山神社秋季例大祭 当日次第


08:00 [西原区] 神楽宮巡行(西原青年館:西原606-1)
08:00 [三田区] 神楽宮巡行(三田青年館:三田432)
09:00 [俵田区] 神楽宮巡行(田原館:俵田1452)
09:00 [西原区] 神楽奉納(神明神社:西原1066)
11:00 神楽宮集結(階段下)
12:00 神楽囃子演奏(階段下)
12:45 境内へ
13:15 会長挨拶
13:20 [俵田区] 神楽奉納
13:50 [三田区] 神楽奉納
14:25 [西原区] 神楽奉納
15:00 [俵田・小櫃小学校] 郷土芸能クラブ
15:30 奉納終了
16:30 [三田区] 神楽奉納(浅間神社:三田845) 入口で舞う

かつては盛況を極めた神楽奉納も現在は三地区だけとなりました。
以前は八地区の奉納があり、夕暮れまで奉納したのでしょうか…。
※境内は見物人が多過ぎて録音機材を置けそうもないので、録音は行いませんでした。

奉納日:九月 最終日曜日 9:00-17:00
伝承地:千葉県君津市俵田1452 白山神社(旧名:田原神社)