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2011 |
約八〇〇年の昔から伝わる祭事で香取神宮の祭神である経津主大神が東国を平定した際の様子を模して行われます。氏子が平安時代さながらの白丁・黄衣姿で行列を組んで神宮の周りを練り歩きます。行列は、主に甲冑武者の装いや盾・矛を持つ人、御神輿を担ぐ人など総勢約二〇〇人で、途中、表参道入口の駐車場で祭典を行い、社殿へ戻ります。また、祭典前には、千葉県無形文化財に指定されている香取神道流の奉納演舞や、おらんだ楽隊の演奏なども披露されます。神幸祭は毎年四月十五日に行われておりますが、十二年に一度の午年には十五・十六日の両日に掛けて盛大理に執り行われます。元は式年遷宮大祭の名で二十年に一度行われていたとされていますが、戦国時代以降、式年遷宮が行われなくなり、替わって十二年に一度ずつ神幸祭を行うことになり今日に至ったとされています。現在、十五日は御神輿を中心として氏子数千余名の奉仕員が行列を組み神宮を出発し津宮へと進み、利根川沿いの鳥居河岸より御座船に移り船上祭、ついで鹿島神宮による御迎祭が行われた後、利根川を遡り佐原河口へ御上陸し御旅所に御駐泊。翌十六日も同様に行列を組み、市内を巡幸し、陸路を神宮へ還御というかたちで斎行されています。
香取神宮神幸祭
平成二三年四月十五日 当日次第
初めて訪れて見ました。