房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

上岩橋の獅子舞'11

この獅子舞の発祥・由来については不明であるが、江戸中期ごろより村の行事として伝承されていた模様である。
大正年中一時中絶したこともあったが、昭和10年に復活されて以後は、村の行事として青年たちによって演舞が継続されている。
五穀豊饒を祈願するこの行事を春祈祷、あるいは豊楽と称して、毎年4月第1日曜日(元、神武天皇祭)に村の鎮守である駒形神社、菊賀神社、大鷲神社の三社および区長宅にて演舞されることになっている。演舞の種目は、大獅子と小獅子とに別れている。大獅子の演舞は「とおし」(親獅子・中獅子・女獅子)・「白刃」(親獅子)・「弓くぐり」(中獅子)・小獅子の演舞は「れいとろ」(親獅子・中獅子・女獅子)・「一匹舞」の五種に分かれて、笛と太鼓によって演舞される。

上岩橋の獅子舞

冬の寒さが戻った、4月3日(旧神武天皇祭)に酒々井町の三匹獅子舞を撮影に行って来た。
現地には九時頃着、境内を散策して始まるまで時間を潰す。
駒形神社での撮影は背景に車があるので、絵的にはあまり宜しくないが、気にしない。
菊賀神社は小高い山の上にあり、雨天用のポールが邪魔になるが、比較的に写しやすい。
酒々井町「上岩橋の獅子舞」を二ヵ所撮影した後は、印旛郡栄町の北辺田(きたべた)の三匹獅子舞へ向かった。

奉納日:毎年4月 第一日曜日 8:00-卜ヶ崎自治会館 9:00-駒形神社 11:00-菊賀神社 14:00-大鷲神社 16:00-区長宅(卜ヶ崎自治会館)
伝承地:千葉県印旛郡酒々井町上岩橋1710 駒形神社