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2013 | 2011 |
100年以上も前から伝わる、太海地区が一帯となって行っている行事。太海海岸に大人の身の丈3倍以上にもなる、高さ5メートルにのぼる櫓六基を組み上げる。太海集落の地区毎に、竹や笹、正月飾りなどを持ち寄り、高さを競うかのように、高く高く組み上げられる。他の櫓よりも高く組み上げ、他の櫓よりも高く炎よ燃え上がれ。地区に住むすべての人々の、これからの一年の無病息災・家内安全・大漁祈願を祈願し、越年の炎は熱く激しく燃え盛る。
◎やぐらの組立
2月3日の当日昼頃から組み立てる。最初は中心に大きな木を立てる為に直径1M、深さ1.5M位の穴を掘る。穴に木を刺し立てたら周りに50cmくらいの石をいくつか詰め砂で固定する。中心の木がうまく立ったらその周りへ20本くらいで1束にした竹を重ねて立てて行く。昔は、子供達が中心となって、地域ごとに競って竹を集めてやぐらを組んでいたことから、「けがれのない子供達が神様を迎える」という言われがありましたが、少子化の影響で、現在は、子どもから大人まで協力して作っています。
太海の越年
節分行事「太海の越年(おとし)」は太海地区の太海海岸に四ヵ所、太海浜地区に二ヶ所作られる。
やぐらの組み立て時間は地区により異なるが、概ね午後一時から始まる。
櫓の中心に「青竹」をまとめた物を入れる地区と「生木」を入れる地区がある。
※駐車は「鴨川青年の家」を利用した方が無難です。