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2012 | 2011 |
菅原道真、日本武尊、譽田別尊を祭神とする菅原神社には、古くから伝わる「やぶさめの神事」があり、毎年一月七日に行なわれる。起源は明らかでないが、里伝によれば元禄年間に当時の領主が祭祀料を供進し、やぶさめの行事を行いつつ武道を奨励し、五穀豊穣を祈願したといわれている。この神事に奉仕する男の子を、「わかと」といい、享保二年(一七一七)からは領主の名代として十五歳末満の名主の嫡子がこの神事を行ったが、明治以降は神社、寺院の総代の家の十歳末満の男子が選ばれるようになり、今日に至っている。一月六日に矢迎えの儀が行われ、弓、矢、的を総代六名が参加し新調する。弓は長さ約六尺(1.8メートル)、矢は十二本、的は竹で編みその上に紙を貼る。当日は、「わかと」をはじめ関係者が集い、祭典が行われ、「やぶさめ」の行事が始まる。的はその年の恵方に立てられ、射手との距離は弓の長さの五倍とされ、的と射手の間には新しいわらが敷かれる。矢は「わかと」、宮司、自治会長、総代の順に射る。的の白黒部分に当たった矢の数により、その年の天候、豊凶を占う。この行事は別名「おまと」とも言われるが「流鏑馬(やぶさめ)」の一種で歩いて的を 射る「歩射」で千葉・愛媛・香川の各県に特にさかんであると言う。
菅原神社 やぶさめの神事 当日次第
木更津の「中島の梵天立て」が終わってから十分に間に合います。
歩射系祭事は県内でも多くの所で行われており、特に珍しい物はありません。
的の位置は当日の風向きなどを考えて設置します。
余り良く撮れなかったな…