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2010 |
獅子舞のおこりは約二〇〇年前に遡ると思われる。この地方の獅子舞は越天流と小柳流の二派があり、黒戸地区は越天流で、東金市松之郷の獅子連から習い受けたものという。この式は鎮守の社殿で行われ、このときの舞を平神楽といい、所要時間はおよそ三〇分、囃にして十二種類、囃の変わる度に舞いも変わり見ものである。越天流はさる山伏が人間生活における音楽の効果を考え、農民に平和と娯楽を与えようとして、皇室の雅楽越天楽になぞらえて編み出したものという。最初は素朴な楽器を用い、神の変身として獅子頭を取り入れた簡単な舞であったものが、時の流れとともに今日のようになったものと推測される。今から九〇〜一〇〇年前の全盛期には郷土芸能コンクールが催され各地区の獅子連が集まってわざをきそいあい、また農村娯楽に大いに寄与した。今日では、当地区の春日神社へ春(成人の日)・秋(体育の日)に舞を奉納している。
春日神社秋季祭礼 式次第
録音は拝殿内に三脚を置ける場所が無かったので、楽師の後ろ拝殿の外に設置した。
冬場の一月・成人の日は窓が閉まっているので、おそらく三脚を置ける場所が無いと思われる。
演舞中にセリフが少しあるが、後方からの録音だと声が小さくなってしまう。
セリフの録音を優先するのであれば、ガンマイクを選択し楽師正面に機材をセットするしかない。