房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

今井の湯立神事'10

今井の湯立神事は出羽三山講の人達が行います。境内に置かれた大きな釜に湯を沸かし、そこへ隈笹をひたして参詣者に振りかけ、疫病退散を祈願します。“隈笹”・“湯釜の炭”・“釜湯”と境内に張られた“藁綱”はお守りとして、家に持ち帰ります。湯立神事は神主が二つの湯釜を祈祷することから始まります。次に出羽三山講の人達が本殿に供える隈笹を湯釜に潜らせてから拝殿にいる役員に手渡します(三回ほど繰り返す)。その後に湯釜に笹束を入れ、蒔き火を消します。そして、大量にある笹束を一つずつ湯に潜らせ、参拝に来た氏子の人達に手渡します。湯立神事は十分程度で終わってしまいます。

今井の湯立神事

袖ヶ浦駅前の「奈良輪の獅子神楽」を撮影してから、隣集落である今井へ行きました。
開催される神明神社は袖ヶ浦駅と長浦駅の中間に位置しています。
神社で行事が開催される時間を聞いてから、長浦駅前にあるスーパーで昼食の調達をしました。
神社前のアパートの駐車場は住民が休日はいないので駐車しても構わないとの事でした。
※神社周辺で駐車可能な場所は、今井青年館が一番問題ありません。

奉納日:西暦偶数年10月 第1日曜日 12:00-屋台巡幸 13:20-屋台宮入 14:30-式典 15:00-湯立神事
伝承地:千葉県袖ケ浦市今井2157 神明神社