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2010 |
墨の獅子舞は、享保十九年(一七三四)墨村の鎮守六所神社の社殿を改築し、その遷宮式に奉納のため、出羽国羽黒山から師を招いて伝授をうけたのが始まりと伝えられている。五穀豊穣・雨乞いの祈願をかけて春秋二回、区内神社と区長宅で演舞されていたが、中絶の時代もあった。大正十五年(一九二六)再開されてからは毎年七月十五日、六所神社と区長宅の二カ所で演舞されるようになり現在まで続いている。その演目は、「足揃え」「芝獅子」「剣の舞」「猿獅子」の演目が伝承されている。獅子三、猿一、笛、大太鼓、小太鼓という構成である。現在、墨獅子舞保存会を組織して演技伝承に努めている。昭和42年(一九六七年)3月7日に千葉県の無形文化財に指定されました。
墨の獅子舞
撮影場所は拝殿の右側と左側
演者に向かって右側は逆光状態であるが、目障りな物は写りにくい
左側は順光であるが、隣にある建物の波トタンが写ってしまう場合がある