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2010 |
雷神社氏子の、海上町倉橋地区に伝承されている。御神幸祭の時に、この地区が露払い役として猿田彦命を演ずるが、この時に供奉する芸能である。この三番叟は、御神幸祭全体の露払のため、縦に並び舞ながら進んで行くという形態をとっており、これ全国的にも珍しいもので、請われて国立劇場で舞ったこともある。この弥勒三番叟は、十二名前後で行われる。役は、音頭士と舞士とがある。装束は、浄衣・袴に懐中烏帽子を被り、白足袋・草履ばき。手には御幣と扇子を持つ。唄は大皮鼓・小皮鼓・摺鉦により調子をとる。
倉橋の弥勒三番叟
午前七時三〇分頃家を出て九時三〇分頃に銚子に着いた。最初の撮影は柴崎関所(海上神社参道)にしようかと思ったが、その手前にある芦崎関所(ヤックスドラッグ芦崎店)にして正解だった、十分に撮影可能なスペースがあった。録音に関してもスピーカ付近にセットして良質に録れた。その後、柴崎関所(海上神社参道)に行って見たが、撮影スペースはまったく無し、ほとんど地元の人達による座敷席になっていて、スキマも見当たらないのであきらめて次の関所へ。松岸関所(利根川河畔)は駐車スペースは広く余裕がある。撮影に関しては、警備テントの横から撮影した。撮影中に雨が降ってきて、カメラが濡れたが倉橋弥勒三番叟の時には雨が上がった。二〇年に一度の祭典だが、倉橋弥勒三番叟の撮影に重点をおいて、二ヶ所の関所を廻ってみた。