房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

五所神社 十二面神楽'10

この神楽の由来は、江戸時代 延享三年(一七四六)佐倉藩藩主堀田相模守正亮が、旧領に帰れため五所神社にご供米として、米四〇俵を奉納した。(当時堀田氏はある事件のため山形に移封されていた。また、佐倉藩は蓮沼村に一二〇〇石余り領地を所有していた。)この返礼として、領主の武運長久、氏子の繁栄、五穀豊穣を祈願して神官たちが、五所神社の神前で神楽を奉納したのが始まりと言われています。その後大正年間に本村川面区の人々に伝承され昭和五十年に、五所神社神楽保存会が織成され同地区の若者達に受け継がれています。この神楽は、十二の場面を持つことから十二面神楽または、十二座神楽とも言われている。(延享三年の正月(今から二六〇年前)に、堀田相模守の家来、佐藤彦太夫が主人の言い付けで、一ご供米四〇俵奉納の旨を記し、神主、朝日伊豆守に宛てた書状)

五所神社 十二面神楽

午前十時ごろに着きました。
取材当日は寒く、息は白いままで寒い一日でした。
脚立は必要なかったかも知れない。

奉納日:二月 第三日曜日 13:00-15:00 神楽終了後に湯立神事
伝承地:千葉県山武市イ1904 五所神社