房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

貴船神社 御神的神事'10

二軒ずつ交代で行うおびしゃ当番の引き継ぎをする際に的に、八咫鳥の矢を射って豊凶を占う伝統行事です。矢を扱う人は“的子”と呼ばれ、“ヒモトキ”を終えた七歳から十五歳までの少年一人がなります。実際に矢を放つのは、的子の“トリアゲ”役をしたトリアゲ爺が行い、一本目の矢は神矢で空に向かって放ち、このあと的に十二本の矢を射ます。的の周りには、山田区内の氏子が待ち受けて矢を奪い合います。矢を持ち帰ると豊作と幸運に恵まれると伝えられています。

貴船神社 御神的神事

歩射が終わった後は当番渡しです、歩射が終わると大部分のカメラマンは帰って行きます。
この行事の最後には“謡”がありますが…、声をそろわず歌っているので録音もうまく行きませんでした。
東金市 山田 貴船神社 御神的神事 12:00 終了 → 長生村 一松神社 御神的神事 13:00 開始
距離的に間に合います(移動時間三〇分程度)

奉納日:毎年一月四日 10:00-神事 10:45-七献の盃 11:00-歩射 11:30-当番渡し 11:50-謡い 12:00-終了 / 雨天決行
伝承地:千葉県東金市山田295 貴船神社