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2009 |
毎年一月一五日の祈年祭と十月九日の例祭に七百餘所神社境内の神楽殿にて演じられます。十時から拝殿で式典が執り行われ、終わると一旦家に帰ります。十四時頃から神楽が演じられます。まず面を付けていない神主が祝詞を上げ、幣と鈴を持って舞い清める修祓を行い、はじまります。次に座清め、翁の舞、種おろし、細女の舞と続き、一旦休憩してから、湯巫女の舞、玉取り様の舞、恵美須の舞、みかぼしで十六時過ぎに終了しますと、餅が神楽の演者たちや神社の役員たちから撒かれます。この餅は当日地元の氏子たちが十二個の餅を神社に奉納します。その時、代わりに別の一個を持ち帰ります。この残った餅がこのとき撒かれます。一月一五日の時は、神楽殿前に一メートル四方の四隅に篠竹を立て、しめ縄を張った内に大釜を置き、湯を滾らせてあります。神楽が終了した後、餅撒きの前に神主が湯立ての神事を行います。まず、祝詞奏上して、米と塩を大釜に入れ、篠竹の四隅に縛ってある幣束の一つを外し、それで釜のなかの湯に秘文字を書き、両手で印を結び卜占の仕種します。その後、熊笹の幣で熱湯を周囲の人々に浴びせ、最後には自らも湯を浴び忘我状態になり、神楽連の若者に担がれ拝殿に運ばれ、湯立ての神事は終了します。その場に残された笹の幣は見物人が争って取り合い、その笹で残った湯を自らの体に振りかけ、一年間の無病息災を願っています。
村上の神楽
神楽殿は高いので脚立が必要かと思いましたが、余り使用しませんでした。脚立が無くとも撮影が出来ます。楽師の後ろが波トタンなので、絵的に雰囲気を壊しています。舞の終了後、大量のモチ・菓子が投げられます、誰もが余裕で拾う事が出来ます。大きめの袋が必要なります。餅を21個、菓子6個、拾いました。