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2012 | 2010 | 2009 |
虫送りは稲に虫がつかないように願う農耕儀礼の一つで、古くから日本各地で行われています。地域によって虫送りの様式はさまざまですが、そこには豊作を願う人々の想いが込められています。野田地区では毎年七月三一日に虫送りが行われます。虫送りで使われる神輿は全て手作りで、神輿の一番上には稲穂をくわえた鳳凰を立てます。子どもたちはその約三〇sにもなる神輿を担いで、「ワッショイ!ホーネン!」と豊年を願うかけ声をかけながら、地区内の家々五八軒を半日かけてまわります。その様子はまさに、稲作と共に生きてきた日本人の歴史を思い起こさせるものです。野田の虫送りは袖ケ浦市の無形文化財にも指定されており、古くからの伝統を受け継いでいるという点で重要です。
野田の虫送り
♪野田の虫送り - ワッショイ!ホーネン! SONY PCM-D50 / RODE NTG-2 or 内蔵マイク |
Nikon D300 + AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
現地に到着したのが午前八時頃、神社境内には誰も居らず、社務所も閉まっていた。
既に行事が廃絶してしまったかと思ったが、一台の軽トラが神社の境内へ…
どうやら九時頃から作業を始めるらしい。軽トラが来なければ帰路に着くところだった。
◎虫送りは農作物の成育期に行われる、豊作祈願の儀礼である。野田地区で毎年七月三一日に野田神社の氏子と子供会が中心となって実施されている。青竹とヒノキの枝葉でつくられた神輿に竹皮の鳳凰をのせ、子供達が地区内を担いで廻る。各戸でオヒネリ(千円)を頂く事になっている。神輿村廻り道中では、現代の交通事情もあるが、軽トラに神輿を乗せ移動する場所もある。全戸(五八戸)を廻り終わると近くの野田堰に神輿を投げ入れ行事が終了する。※最後まで撮影していません、途中で切り上げました。