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2006 | 2005 |
平安時代の末期から、安房の国の「国司祭」として行われている「鶴谷八幡宮例大祭」(つるがやはちまんぐうれいたいさい)。地元・館山では「やわたのまっち」「やわたんまち」と呼ばれ、親しまれています。毎年、二日間にわたり、鶴谷八幡宮(通称・八幡神社)を中心に、5台の山車・お船と11基の神輿が市街地へと繰り出し、豊作と平安を願うおまつりとして、多くの人出で賑わいます。クライマックスは、二日目の夕方3時頃から鶴谷八幡宮にその山車や神輿が集結し、お囃子や神輿のモミ・サシが繰り返される瞬間。夕闇に浮かぶ、白丁姿の若い衆の汗が飛ぶ、まつりのダイナミックな雰囲気が存分に楽しめます。郷土色豊かな祭り衣装や、帰省客でごった返す風景は、昔も今もそのまま。九百年以上の歴史を連綿と生き抜いてきた郷土・安房を代表するおまつり「やわたんまち」をぜひ、ご覧下さい。
安房国司祭
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