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2011 | 2004 |
田原地区川代に鎮座する熊野神社、須賀神社の例祭の際、川代神楽が奉納されます。川代神楽の起源は江戸時代初期と言われ、この頃は伊勢・熊野地方から関東地方に文化が続々と伝来した時期であったようで、その際、神楽獅子舞も伝わったそうです。言い伝えによれば、三河国(現在の愛知県)からやってきた楯三太夫という人から伝授され、さまざまな神事や祝い事の際、悪魔払いとして奉納されたそうで、その流れは江戸の町神楽と組を同じくすると言われています。以来、戦時中も通じて毎年欠かさず奉納されてきた川代神楽ですが、近年は高齢化や少子化、過疎化の影響もあり、伝承に困難を極める時勢になりつつありますが、地域の人たちの努力により、現在も大切に守り受け継がれています。《かもがわポータルマガジン KamoZine:かもナビ実行委員会》
川代神楽
毎年9月第4土曜日は田原(池田・京田・太田学・竹原・板東・川代・太尾・来秀・大里・押切)地区全域の祭りです。祭礼はそれぞれの地域で行われます、各地域の神輿や屋台が集結する合同祭ではありません。鴨川市街地から少し内陸部に入った所に川代集落があります。川代集落は棚田農業特区の一つに選ばれ、平成十六年度から集落の棚田がオーナー制度の田になり、都会の人々と農業を通して交流が始まりました。祭礼は村外から訪れる見物人も少なく、昔ながらの村祭りが執り行われます。
《 川代集落 》 提灯持ち2名・さかき神輿(子供)・大人神輿・太鼓・屋台・笹万燈・神楽獅子舞
午前9時頃、須賀神社(神楽の奉納)を出発し、熊野神社(神楽の奉納)を折り返し再び須賀神社に戻って来ます。