房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

青龍山能蔵院 柴燈護摩供厳修(火渡り祭'03)

『能蔵院の天狗様』と古来より言われるように山には飯縄大権現(お飯縄様)という仏様がお住みになっておられます。柴燈護摩とはそのお飯縄様のお祭であります。お飯縄様は不動明王(お不動様)の化身とされ、古くから天狗様として民間に大変信仰があり久しまれております。この柴燈護摩の法煙をお身体に受け火渡りをした時、お飯縄様は必ずやその方に霊験をもたらす事となるでしょう。特別お守り『笹守り』を手にして柴燈護摩の火渡りに参加され一年の幸福をご祈願くださいませ。

青龍山能蔵院 柴燈護摩供厳修(火渡り祭)

【なで木の功徳】
青龍山火渡り祭柴燈護摩にご自身で火炎に納めて戴く聖木です。なで木にお身体の病んでいる処、また健康で、有りたい処に印を付け心から念じ、お護摩の火炎に納め、お飯縄様にお力を戴き健康を祈願する聖木です。『祈る処必ず霊験有り』と申しますようになで木を通してご健康のご祈願をお勧め致します。

笹守り【柴燈護摩特別御守り】
この御守りはお寺の山にそびえ立つ大竹を用いた御守りです。山には、お飯縄様がお住みになり、今日の柴燈護摩はお飯縄様のお祭であり、ご協力戴きました皆様の手で一つ一つ作られた特別の御守りです。笹守りを手にし、『十二支守り本尊』の御守りを付けられ、一年の幸福をお飯縄様にご祈願くださいませ。

奉納日:毎年2月11日 11:00-御護摩札の受付 13:00-紫燈護摩厳修 14:00-火渡り祭
伝承地:千葉県南房総市千倉町忽戸146 真言宗智山派 青龍山能蔵院