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護摩とは、密教の最も甚秘な修法として行われる神聖な儀式です。護摩壇を作り、その中央に火炉を設け、そこで神聖な火を焚きます。この火は仏さまの加持力となってさまざまな災厄を消滅し、私たちに幸福をもたらしてくださります。真言宗では、普段本堂の中でお護摩修行をいたします。現在、大山不動堂におきましても毎月二十八日に護摩修行をしております。さて、この神聖な護摩法要でもっと多くの人々に、そのご利益をお授けするために、屋外において大きな護摩壇を築いて大法要を行うのが柴灯護摩であります。もともと柴灯護摩は、修験道において修行せられた法であります。その昔、真言宗の高僧、理源大師が山中の諸魔を降伏するため、この柴灯護摩を修法されたという言い伝えがあります。山中において護摩修法をするといっても、重い仏具を用意するわけにはいきません。そこで、山にある柴薪を集めて護摩壇を作り、観念によって仏さまを供養し、加持力を得て、多くの災厄を払うわけです。《当日配布資料》
大山不動尊 柴灯大護摩供法要
令和三年五月十六日 奉納次第
静かな山里のお堂に多くの人が集った、不動尊の広場には聖域が築かれ真言密教の修験者が祈りを捧げ、不動明王の炎により柴薪が燃やされ煙が天高く舞い上がった、修験者は祈りを捧げ柴薪が灰になり、里人は一年の息災を祈願しながら灰の上を歩き渡る。「金運増大・事業繁栄」と「家内安全・開運招福」の御幣は各千円で購入できます。
※疫病蔓延渦中により、不動尊境内入口に「除菌スプレー」ポイントを設け、人出混雑を避ける目的で開催告知は一切行わず、疫病退散を祈願すべく開催された。例年であれば、一般参加者も裸足で火渡りを行うが、「足洗い場」で混雑するのを避ける目的で靴を履いたまま火渡りを行った。また、一般参加者のバッグなどを護摩壇の煙で不浄を取り除く行動は中止となった。
※内容的にほぼ同じなので、過去に撮影した、平成十四〜二四年(2002-2012)は、公開終了としました。
大山不動尊 柴灯護摩法要 |
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