房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

折木沢神楽'16

◎亀山神社 沿革由緒
本社は創立年記不詳であるが、人皇十二代景行天皇の皇子日本武尊を主祭神とし、誉田別尊、大山祇命、天神七代、地神五代の神を祀る。地勢平坦にして東南西の三面に小櫃川の清流があり、松杉柏等の老樹巨木あり奔流の下に飛瀑あり名づけて、不動の滝という。社殿に日本武尊東征の時、相模の国より海路で当国木更津に渡り鹿野山を経て当地に来征し、夷賊を平らげ人民を安撫し給いしに郷民その威徳を仰ぎ、命を此の地に奉祀し、当亀山郷旧六十四村の総鎮守と崇め、綿々として今に至る。また伝え云うに不動の塑像瀑布中より出現し、これを今の社地に安置し蒲生山泉滝寺大聖院と号した。(康治二年の棟札に不動尊とある)明治維新のころ神仏の混淆を禁じられし時、旧記を按察しその祭神日本武尊たることを知る。よって不動の像を他に移し社殿を改造し、明治三年四月今の社号に改める。「千葉県君津郡誌参照」日本名勝地誌によれば、長享二年里見義実戦勝を祈り土地若干を寄せる。天正七年正月二十八日、里見義頼社参りし本社不入の儀心得の旨原判の書札を寄せ、同年二月二十一日改めて土地寄進(拾八石余り)書面を給う。滝原は門前と称しこの除地により衣食せりとある。

亀山神社 夏季例大祭
平成廿八年八月七日 次第


07:15 集合(実行委員・常使番)
07:30 子供神輿入魂式 → 軽トラの荷台に取り付け村廻り(神輿と囃子方の軽トラ二台)
09:00 受付(随神門)
10:00 屋台(神楽宮)・神輿(鳥居まで軽トラ移動) 入れ込み(国道四六五号十字路から開始)
10:20 泉龍寺前で休憩
10:45 屋台(神楽宮) 鳥居→随神門→社殿前に待機
10:50 神輿(鳥居前から担ぐ) 鳥居→随神門→参道横に安置
11:00 例大祭式典(祝詞・玉串奉奠・挨拶)
12:00 神楽奉納(折木沢郷土芸能保存会)
12:40 奉納終了
12:50 子供囃子
13:00 直会

◎神楽歌
千早振る 天の岩戸をおし開き これぞ神代のはじめなり
神をいさめて 人踊り
伊勢の国 渡来郡 日の神 天照大神宮
皆白衣の御幣もて 悪魔をはらう
そこで楽を 太平楽よと あらたまる

毎年八月七日の亀山神社例大祭にて、社殿前で「折木沢郷土芸能保存会」が奉納する。
演目:山の段の舞・前掛の舞・御幣の舞・鈴の舞・狂の舞・十六の舞・祈平和
※臨時駐車場あり、周辺に自販機なし、湖畔公園にトイレあり

奉納日:毎年八月七日 10:00-13:00
伝承地:千葉県君津市滝原114 亀山神社