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◎大原神社 本殿改修記念碑
創建の時期は定かではないが「久留里記」という人皇第三十九代弘文天皇の実績を記した古記録になどによれば、室町時代文明年間(一四六九〜一四八六)以前に、奈良の春日大社から遷宮祭祀し、氏神様として郷人から深く崇敬されて今日に到っている。棟札によると天正五年(一五七七)地頭の里見義弘が社殿を再建し、神田を寄進されたとあり、その後慶長七年(一六〇二)には、領主の土屋民部少輔忠直が武運長久の祈願をし、以降代々土屋の領主たちが守護神として厚く崇敬し、例祭には必ず代参として役人を遣わし、礼拝を怠らなかったという。寛文十二年(一六七二)からは、亀山郷五十七ヶ村の鎮守の神として例祭を七月五日(明治維新以後は八月十五日)と定めて領主の代参と祭事の護員としての役人の派遣を定例され、神楽を奉納し国家安泰・五穀豊穣・武運長久(太平洋戦争後は交通安全)・無病息災の祈願を絶やすことなく今に伝えている。貞亨元年(一六八四)には、拝殿の新築が成され、時の地頭は酒井河内守で星野神主と記されている。嘉永四年(一八五一)には、大改修が行われ今本殿の随所には、波の伊八 三代目武志伊八郎信秘の作と伝えられる装飾彫刻が見られる。平成八年(一九九六)から翌九年に懸けては、本殿及び渡殿の解体復元修復をはじめ、土台から屋根、神楽殿に及ぶまでの大改修工事が成され、神徳は昭々乎として輝き、殿宇の壮麗と相俟っていよいよ光彩を放っている。このたび新装成った記念にこの碑を建立し後世に伝える。平成十年十二月吉日
平山大原神社 夏祭り日程表
平成廿六年 平山の神楽
毎年八月十五日の大原神社の祭礼に拝殿脇の神楽殿で奉納される。午前九時頃、「平山自治会館」から「幟差し(幟旗)」を先頭に「神楽宮」、「子供神輿」と連なって久留里線脇の神社鳥居へと進む。鳥居で一休みをしてから、神社前の鳥居へと進む、神主がお払いし境内へ入って行く。神主が関係者を祈祷してから、神楽奉納となる。獅子神楽はこの周辺地域に伝わる一般的なものであるが、立派な神楽殿で演じられる獅子舞は清々しい。演目は「やま・さがりは・おんべの舞い・鈴の舞い・くるい・水のみ」である。