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永代大御神楽は、十八歳以上の長男による氏子が演じる永代大御神楽は、当屋(オドウ)に指定された家から出発、お練りの行列で水神社に向かい神楽殿にて演舞を午後二時より行います。神楽士、笛、大太鼓、小太鼓により、演目は猿田彦命・天鈿女命・三宝荒神・八幡神・天手力男命・榊葉命・稲荷保食命・田の神種播・春日大神・恵比寿大黒・乙女の命・素戔鳴尊(〆切)で成り立っています。豊年万作を記念して春先に奉納した岩戸神楽の系列といわれています。およそ七九〇年前に旭市飯岡の海岸近くに片岡常春氏が城主の佐貫城がありました。文治三年(一一八七)に源頼朝により落城したとき、片岡家の家来が後草に逃れ漁師となりました。七軒の家を建てるとともに水害が難渋しないよう鎮守水神宮を奉還したことが伝えられます。後草区の古水神と呼ぶ舞台(ブデイ)という地名が残っているので当時すでに神楽が奉納されていたと思われます。起源は、応永年間とも建久年間ともいわれています。毎年二月の第一日曜日に行われ、俗に地区の名で“うしろぐさ神楽”とも呼ばれています。舞は、地区の人の年代によって役割分担がなされており、神楽士・笛・大太鼓・小太鼓は、地区の二十歳前後の若者によって行われます。その他、準備をする神楽世話人(四〇〜五〇歳くらいの男性)、稚児(女子児童八人)も参加します。
水神社永代大御神楽
平成二四年二月五日 奉納次第
前回撮影したのが二〇〇七年でしたので、五年振りに行って来ました。
二〇〇七の時は途中で帰りましたが、今回は最後まで見届けました。
※止絵だと面白くないので、スローシンクロで流動的な絵を写してみました。